ラフマニノフのエレジーは、彼がわずか19歳で作曲したピアノ独奏曲です。
当時ラフマニノフは、モスクワ音楽院で作曲を学びながら、卓越したピアニストとしても頭角を現していました。
この「幻想的小品集」は、彼が卒業を控えた時期に書かれ、その才能を世に知らしめる重要な作品となりました。
このエレジーの創作には、彼の恩師であり、深く尊敬していたチャイコフスキーの存在が大きく関わっています。
チャイコフスキーと言えば、「くるみ割り人形」、「白鳥の湖」など誰でも聞いたことがあるクラシックの名曲を作曲した人です。
チャイコフスキーはラフマニノフの才能を高く評価しており、特にこの「幻想的小品集」の初演を聴いた際には、彼に絶賛の言葉を贈りました。
「君は本当に素晴らしい才能を持っている。この曲は特に心を打つ。」
チャイコフスキーからのこの言葉は、若きラフマニノフにとって大きな励みとなりました。
しかし、そのわずか数ヶ月後、チャイコフスキーは急逝します。
彼の死はラフマニノフに深い悲しみをもたらしました。
このエレジーの物悲しさは正に、チャイコフスキーの死を予感していたかのようにも感じます。
とにかく、ものすごく感情のこもった曲で、どうしてもこの曲を演奏してみたい、と思わせられる曲で私自身も何度も挑戦しています。
数年前に一度録画したのですが、気に入らなくて再度撮り直しました。
本当にこの曲の感動をお伝えしたいと思っているのですが、自分のテクニックが追い付いていないですね。
ミスタッチとかあると夢から覚めてしまいます。
離れた場所の左手の小指の音を外さないようにするのが地味に難しいです。しかも4分以上と長い。集中力がもたないです。
プロはソナタとかポロネーズ、コンチェルトとか7分以上の曲を何千・何万の音符を1度もミスタッチせずに弾けるんですから本当にスゴイと思います。
あと、幻想的小品集は「鐘」とか「セレナーデ」も良いですよ。


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