「音楽の父」として知られるヨハン・セバスティアン・バッハ。
トッカータとフーガ、G線上のアリア、小フーガト短調など有名な曲はクラシックファンでなくてもお馴染みですね。
彼の生み出した数々の名曲は、300年以上経った今も世界中の人々から愛され続け、後世の音楽家にも多大な影響を与えてきました。
しかし、その偉大な功績の影で、彼が多くの子供たちに恵まれ、そして別れを経験したことは、意外と知られていません。
今回は、バッハの家族に焦点を当て、その子供たちの人生と、音楽史に残した功績についてご紹介します。
ヨハン・セバスティアン・バッハには、「20人の子供」がいたとされています。
しかし、そのうち成人したのは10人だったとされており、半数近くが幼くして亡くなっています。
亡くなった原因について、具体的な個々の子供の死因は詳しく記されていませんが、18世紀のヨーロッパでは衛生状態が悪く、乳幼児の死亡率が高かったことが背景にあると考えられます。
バッハ自身も、幼少期に両親を亡くし、実兄に育てられました。
最初の妻も早くに亡くしています。
1726年から1733年の8年間で7人の幼い子供を亡くすなど、親として多くの悲しみを経験したことがうかがえます。
ちなみに、
20人子供作って10人亡くなって、でも10人も育てたんだから裕福だったんでしょ?と思った人もいるかもしれないです。
でも、バッハの年収は現在でいうと300万円くらいしかなかったそうです。
教会や宮廷に仕える優秀な音楽家でしたが、その給与だけでは生活は苦しく、結婚式や葬儀での演奏や生徒への指導料などで何とか日々の生活をしのいでいたそうです。
意外と生活は楽ではなかったようですね。
生き残って有名な功績を残した子供としては、以下の4人が挙げられます。
・ヴィルヘルム・バッハ :長男。オルガニストとして活躍
・カール・バッハ :次男。大バッハの息子たちの中でも特に優れた音楽家として知られ、
「ベルリンのバッハ」「ハンブルクのバッハ」と呼ばれました。
・ヨハン・フリードリヒ・バッハ :三男。ビュッケブルクの宮廷楽長を務め、「ビュッケブルクのバッハ」
と呼ばれました。兄弟の中でも鍵盤楽器の演奏に優れていたとされています。
・ヨハン・クリスティアン・バッハ:四男。ロンドンで活躍し、「ロンドンのバッハ」と呼ばれました。
モーツァルトの才能をいち早く見抜き、可愛がったことでモーツァルトの音楽に大きな影響を与えました。
この後、バッハの家系は孫のヴィルヘルム・フリードリヒ・エルンスト・バッハで男系・音楽家としては途絶えてしまいます。
しかし、血縁の子孫は現代にも生きていて活躍しています。
その一人が、お笑い芸人としてコンビ「タイムボム」で活動しているニック・バッハ(Nick Bach)さんです。
ニックさんは、ヨハン・ゼバスティアン・バッハの末裔であることを公言しています。
彼の家系は、ドイツ系アメリカ人であり、音楽家としての伝統は受け継いでいないものの、血縁としてはバッハの子孫であるとされています。


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