締め切り直前まで遊んでいたモーツァルト

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 皆さん!学生時代の夏休みの宿題ってどうでした?
 私の場合、夏休みの宿題はギリギリまで遊んでいて、ラスト1週間ぐらいになってヤバイと感じて取り組むも、結局ムリってなって、いつも未提出でした。(笑)

 私ほどではないにしても「夏休みの宿題はギリギリにならないと手が付けられない」・・そんな人も多いのではないでしょうか?
 実は、人類史上最高の天才の一人、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトも、かなりの「ギリギリ派」でした。

 今回は、彼の人間味あふれる(?)驚愕のスピード作曲エピソードをご紹介します。

 最も有名なエピソードは、オペラ「ドン・ジョヴァンニ」の序曲です。
 1787年、プラハでの初演前夜。明日の本番を控えているというのに、モーツァルトは友人たちと酒を酌み交わし、どんちゃん騒ぎをしていました。
 ようやく机に向かったのは、なんと初演当日の午前中(あるいは前夜の深夜)だったと言われています。

 彼は眠気をこらえるため、妻のコンスタンツェに昔話を語らせたり、パンチ(お酒)を飲んだりしながら、一気に楽譜を書き上げました。
 写譜屋が急いで楽譜を書き写し、オーケストラの団員たちに配られたのは、開演の直前。
 楽譜のインクがまだ乾いてもいない楽譜を見ながらぶっつけ本番で演奏したと言うのです。

 しかし、その出来栄えは完璧。
 現在でも「傑作中の傑作」として愛されています。

 なぜ、そんなことが可能だったのでしょうか?
 モーツァルトにとって、「作曲」とは頭の中で完了する作業でした。

 彼はよくこう語っていました。
 「私の頭の中では、曲はすでに完成している。あとはそれを紙に書き写すだけだ」

 ペンを持って机に向かう時間は、彼にとって「創作の時間」ではなく、単なる「記録(コピー)の時間」に過ぎなかったのです。

 この件については、よくモーツァルトとベートーヴェンの楽譜の違いが引き合いに出されることが多いですね。

 ベートーヴェンの手書きの楽譜はとにかく「汚い」と言われます。
 ベートーヴェンの作曲の手法は何度も書きなおしたり、加筆されたりということを繰り返している跡が見られます。
 つまり、ベートーヴェンは楽譜を書きながら作曲しているともいえると思います。

 一方、モーツァルトの手書きの楽譜は、一切迷いや書き損じ、修正がなく、とても「美しい」楽譜だといわれます。
 前述のとおり、頭の中で作曲は終わっていて、後は完成された楽譜を五線譜に写し取るだけだからですね。

 同じように期限ギリギリまで遊んでいても私と違い、最後には帳尻を合わせてくるところは正に天才と言えますね。

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