ショパン・エチュード② 作品10-2 「半音階」について

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 聞いたことが無い人はこちらでチェックしてください。
辻井伸行です。

 この曲は、ショパンのエチュードの中、と言うかクラシックピアノ曲の中でもテクニック的に最も
難しい曲の一つと言われています。

 人間の指は親指、人差し指、中指は比較的よく動くのですが、薬指、小指と言うのは普段はほとんど
使わない指なのでうまく動かないのです。
 特に薬指は一番動かない指と言われていて、シューマンはこの動かない薬指を極端に鍛えようとして
 逆に薬指が動かなくなってしまい、ピアニストとしてのキャリアを諦めることになってしまった、
と言うエピソードもあるぐらいです。(この話はまた別途詳しく)

 その薬指と小指を使って高速に半音階を弾いていく練習曲です。
 右手の薬指と小指で旋律を、右手の残りの指と左手の指を使って和音を奏でます。
 やってみるとわかるんですが、めちゃめちゃ難しいです。
 単に薬指と小指を動かせば良いと言うだけでなく、正確かつスピーディに、そして粒もそろっていて
 しかも強弱・抑揚もつけないといけないです。
 この半音階だけで聴衆をうっとりさせるのは並大抵の才能と努力ではできないと思ってます。

 曲全体はいたって地味。
 だけど、ものすごく味わい深い曲です。
 私はこの曲大好きです。

 もちろん、譜読みは終わって一通り弾けるようになりましたが、聞くに堪えないものになって
しまいました。
 この曲が難しい曲だと言うことは身をもって理解しました。

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