ショパンがリストにエチュード作品10を献呈した話

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 リストと言えば「ピアノの魔術師」と形容されるくらいのピアノの天才で、その演奏はショパンが友人に「どう弾けばいいのか、彼から盗みたいくらいだ」と漏らすぐらいのものだったとか。
 実際、リストはその類まれな才能とテクニックでどんな難曲でも初見で弾きこなしたと言われています。
 そんなリストにショパンは自らが作曲したエチュード作品10を献呈します。

 チュード作品10と言うのは、ギャラリーにも掲載していますが、有名な「革命」や「別れの曲」を含む魅力的な構成になっていて、1つ1つの曲にピアニストとして習得すべきテクニックがテーマとして盛り込まれています。
 ショパンのエチュードがスゴイのは単なるテクニックの練習曲としてだけでなく音楽性・芸術性も非常に優れていいるところです。だから演奏会でも人気の曲目になっています。
 もちろん、難易度も高いです。
 全音の難易度は全曲F(上級上)となっています。

・第1番 ハ長調 Op.10-1 「滝」 難易度:F(上級上)
・第2番 イ短調 Op.10-2 「半音階」 難易度:F(上級上)
・第3番 ホ長調 Op.10-3 「別れの曲」 難易度:F(上級上)
・第4番 嬰ハ短調 Op.10-4 難易度:F(上級上)
・第5番 変ト長調 Op.10-5 「黒鍵」 難易度:F(上級上)
・第6番 変ホ短調 Op.10-6 難易度:F(上級上)
・第7番 ハ長調 Op.10-7 「トッカータ」 難易度:F(上級上)
・第8番 ヘ長調 Op.10-8 難易度:F(上級上)
・第9番 ヘ短調 Op.10-9 難易度:F(上級上)
・第10番 変イ長調 Op.10-10 「ハープ」 難易度:F(上級上)
・第11番 変ホ長調 Op.10-11 「アルペジオ」 難易度:F(上級上)
・第12番 ハ短調 Op.10-12 「革命」 難易度:F(上級上)

 こんなエチュード作品10をリストに献呈する意味は、単にショパンが尊敬するリストに自分の作品を弾いてほしかったと言うのもあると思いますが、多分に「初見の得意なリストさんへの挑戦状」的な
意味合いもあったのではと思ってます。

 実際、リストはこのエチュードを初見で弾こうとしたんですが、弾けなくてとても悔しがったそうです。
 そして、数週間引きこもって猛練習の末に完璧に弾きこなして見せるんです。
(あれを数週間で弾きこなすのもスゴイけど)

 その演奏を聞いたショパンは大いに感嘆したそうです。

 バチバチのライバル感でてますよね。

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