日本を代表するピアニストの一人である中村紘子が生前TV番組で語っていたこと。
現代のピアニストは演奏のうまさで評価される場面が多いが、ショパンやリスト、
ラフマニノフは演奏家であったと同時に作曲家でもあった。
自分で作曲し、それを自分で演奏するスタイル。
ショパンやリストがいた当時の演奏会は自分の作曲した曲を演奏する場であって、
他人の作曲した曲を演奏する場ではなかったそう。
そのことを現代のピアニストは知るべき、みたいなことを言ってました。
たしかに。
中村紘子さんの発言とは関係ないが、実は今の演奏会のように、色んな作曲家の作曲した曲を
作曲家でもない人が演奏するスタイルはフランツ・リストが始めたそう。
リストってすごく他の演奏家へのライバル意識がものすごく強くて、自分の演奏会で故意に
ショパンのマネをして演奏したり(ショパンのマネができる自慢)、ショパンに対抗して
同じようなロマンチックな曲を作曲したり(別れの曲→愛の夢第3番:俺だってできる自慢)
しているんで、そういった対抗意識から始めたんじゃないかと思っている。
まあ、それが現代に受け継がれているっていうのは興味深いですね。


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